井村屋 やわもちアイス 栗あんカップ

今日食べたのは、井村屋『やわもちアイス 栗あんカップ』。

アイスといういわば凍った状態のデザートに入っているのに、餅が柔らかく弾力のある状態で食べられるとのことでなかなか興味深い。今回はそのラインナップから栗テイストのものをチョイスしてみた。

蓋を開けるとこうなっている。さっそく売りの餅を一つ、すくって口に入れる。まだアイス自体がやや固いくらいの温度にもかかわらず、確かに心地よいやわらかさでなおかつ噛めばしっかり弾力もある。少なくとも常温の大福くらいのやわらかさと歯応えだろう。あまりに普通に食べられすぎて拍子抜けしてしまうほどだ。

原材料を見てもただ“もち”とだけ記されており、グミやわらびもちといった「餅のような何か」ではないようだ。しかしこの餅、噛まずに舌の上で温めるととろけて流れてしまう。つまり本来はそれほど柔らかく仕上げてあるがゆえに、この凍ったアイスの上でやわらかさと弾力を保っているのだろう。もちろん秘訣はそれ一つにとどまらないとは思うが。
次に餅の下に敷いてある栗餡をいただく。こちらはどっしり甘く、あんこでざらりとしつつもねっとりした舌触りである。さらにその下の栗アイスをすくうと、これは一転して甘さは控えめでさらりとした口当たり。対照的な味と食感の二者はしかしどちらもそれぞれに栗の香りが漂う。
そして餅、餡、アイスをひとすくいにして口に運べば、甘くねっとりした餡をアイスがさらりと洗い流し、餅の歯応えに餡が彩りを添える。栗の香りが広がる中、それぞれの味わいが交じり合い一つになってのどの奥へと落ちていくのだ。餅の食感と栗の風味、二度楽しめる和風の一品。
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